損失を最小限にする事が重要だ

先日開催された世界経済フォーラムで発表された「2012年版世界競争力報告」で、日本の総合順位は10位となっています。
昨年から順位を一つ下げています。
首位はスイスで、2位はシンガポールです。
順位を下げた主な理由は電力供給体制の順位が前年は17位であったのが、今年は36位となったのが総合順位に影響したようです。
とくに際立っているのが、政府債務残高の国内総生産(GDP)に占める割合が参加144の国、地域で最下位となっていることでしょう。
欧州危機の原因となり、財政援助がよく報道されているギリシャよりももっと悪い割合です。
このままの状態がつづくようでは、日本もいずれ財政破綻になると危惧されています。
現在、日本国債はほとんどが国内で買われているので、問題が表面化していないようですが、問題の先送りをしているだけで、将来大きな問題になるのは間違いないように思われます。
経済総合力低下は製造業界の低下にも関係があると思われてなりません。
かって世界に誇っていた、エレクトロニクス製品の競争力低下は目を覆いたくなります。
特に薄型テレビでは、技術的な優位性がほとんどなくなり、価格がその競争力の決め手になっているようです。
テレビを主力としているメーカは赤字決算となり、リストラを余儀なくされています。
海外メーカと競争するには、創造性がキーワードとなりそうです。
こまめな対応が重要である
日本の得意とする技術は省エネに代表されるように、省電力、小型化、効率化があげられます。
ソニーが世界ブランドとなったきっかけの一つにウオークマンがあります。
歩きながらどこでも、音楽が聴けることが世界でヒットとなり、携帯音楽再生機器の代表名称になりました。
今でも日本が世界に認められて競争力が高いものに、素材の微細加工や精密部品があります。
日本人の特質として、繊細な気配りや品質へのこだわりがその結果だと思います。
反面、独創性や大胆な発想というのは、あまり得意ではないかもしれません。
金融関係でも、世界的に成功して、有名なファンドは海外のファンドです。
日本人の特質をうまくいかせる資産運用法のひとつに、外国為替証拠金取引があたるのではないかと思います。
海外の情勢に為替はすぐに反応します。
24時間変動しているといえます。
こまめな情報収集と決済が損失の拡大を防ぎます。
外国為替証拠金取引が商品先物取引や株式証券の先物取引との違いの一つに手数料が非常に安いことがあります。
業者によっては手数料が無料のところもあります。
こまめに決済をするには有利な特徴です。
レバレッジにより小額の投資金額でも大きな利益を得ることができますが、その分リスクも高くなります。
最小限の損失でこまめに決済するのが基本のようです。
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