世界経済の影響はアメリカに左右される
世界の経済状況に大きく影響を及ぼすアメリカの大統領選挙が今年実施されます。民主党のオバマ大統領が再選するかどうかが注目されています。
前回の選挙で、アメリカ史上初めての黒人大統領が誕生しました。
改革をモットーに大きな期待が寄せられましたが、きわだった成果をあげていないと、とらえられているようです。
アメリカ経済の復活を重点政策とし、財政健全化を目指して、海外軍事活動の縮小、輸出の拡大を推進しています。
また、海外での競争力をあげるために、ドル安、円高を容認しているのではと思われることがあります。
円高改善のために日本政府がドル買いの介入をする時に、協調介入が得られません。
単独介入ばかりとなっており、円高解消は介入時の一時期だけで、しばらくするとまた、元の円相場に戻ってしまいます。
アメリカの大幅な政策変更がない限り、円高基調は変わらないかもしれません。
日本の最大の貿易国はアメリカであり、これからも変わることはないと思います。
どのような為替状況でも、対米取引は最大の取引額であるのは間違いありません。
円高状況であっても、輸出企業が利益を出していくことが大切なことになります。
現地生産などの対策はやむをえないと思います。
また、一方的な貿易黒字も是正されていくと思います。
円ドルの組み合わせが基本である
話題となっている、外国為替証拠金取引は組み合わせる通貨が非常に重要なポイントです。基本は円とドルの組み合わせのようです。
日本とアメリカとの関係は安全保障をはじめ、切っても切れない関係です。
また、ドルは世界の基準通貨であり、為替の基本といえます。
対ドルの円相場は定時のニュースで報道され、新聞にも必ず掲載されています。
アメリカの政治状況や経済状況は他の外国に比べて情報量が多いと思います。
その分だけ円相場の変動も予想しやすいと言えるかもしれません。
為替が大きく変動する要素として、指導者が変わり政策が変わることはいうまでもありません。
それ以外にも経済にあたえる影響が大きい政策が実施されても変動します。
今のアメリカ経済の懸念事項は失業率の改善が進まないことのようです。
オバマ大統領も雇用拡大を重要施策としていますが、効果がまだ出ていません。
アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会（FRB）が金利を下げて、企業に資金が行き渡るように、なんらかの対策を実施するかもしれません。
為替にも影響がでてくると思います。
もちろん円とドルだけの影響ではありませんが、外国為替証拠金取引で他の通貨との組み合わせは、ドルと円の組み合わせの経験をつみ、取引の技術を向上してから行うのがいいようです。