国際情勢に精通することが大切だ

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スワップ取引は意識する必要はない

国際情勢に精通することが大切だ 国が安定して発展していくのに、外国と付き合いなしでは不可能になっています。
食料自給率が40%の日本では、特にその感覚が強いといえます。
すべての国が共存共栄の思想を第一として、国際交流を重ねていけば、世界も平和で安定するように思えてなりません。
しかし、現実は国も個人と同じで、個別の思想があり、歴史も違うので、利害関係が生じるのはやむを得ないことと思います。
国と国との交渉や国際会議がこれからもっと増えていくのは間違いなく、その結果次第で国益に影響がでるのも間違いと思います。
国の実力とは何をもって量るのかは難しい問題です。
わかり安いのは、経済力(GDP)、領土の面積、人口など数値化でき、比較できる項目でしょうが、基本的な国力と実力とは違うような気がします。
国際社会に認められるには、国力だけでは十分といえません。
国の実力とは外交の力といえるかもしれません。
今の日本に外交の力が一番必要ではないかと思います。
食料、鉱業資源、エネルギーを輸入に頼るしか道がない日本は、輸入先の関連諸国と友好関係を築くことは当然ですが、近隣諸国とも友好関係を築く必要があると思います。
アジアの最終的な目標はアジア太平洋自由貿易地域の実現です。
超大国のアメリカ、ロシア、中国を含む地域の中で日本の国益を守っていく交渉力が必要とされます。

キャピタルゲインが目的である

自由貿易の目標は関税の撤廃です。
アジア太平洋地域で経済協力圏を構築するための国際会議はAPEC、TPP、RCEP、ASEANと四つもあります。
APECはアメリカ、ロシア、TPPはアメリカ、RCEPは中国が主導しており、日本はどこに軸足をおくのか非常に難しい判断と思います。
関税の撤廃は基本的には経済連携には必要と思います。
実現したとしてもEUのように通貨の統一はないと思います。
為替の影響はわかりませんが、外国為替市場は従来どおりでしょう。
外貨の取引では金利差を調整するスワップ取引があり重要な役目があります。
外国為替証拠金取引もスワップ取引があります。
外国為替証拠金取引は株式の先物取引や商品先物取引と違い、決済期日がありません。
清算するまでポジションは持ち越しされます。
その時に自動でスワップ取引が実施されます。
決算日の違う通貨のポジションを持ち越すごとに、自動でスワップ取引が実施されます。
売りと買いが同時に行われますので、為替のリスクはありません、また手数料も発生しません。
スワップ取引は銀行が顧客に対し外貨を融資する時に利用されます。
外国為替証拠金取引はスワップを意識することはありませんが、インカムゲインではなく、キャピタルゲインを目的にした金融商品であるのがその理由です。